自分自身のビリーフ=「幼少期から無意識にインストールされた思い込み」に気づいた話

 

 

自分の「ビリーフ」について、気づいたことを書こうと思う。

 

前回の記事
https://haniura.com/mental_1

 

ビリーフリセット初級講座は、月1回の2ヶ月間・全2回で構成されている。
間に1カ月のタイムラグがあり、色々と思索するのにちょうど良かった。

この間、自分の潜在意識について思い巡らすと、いくつか思い当たることがあった。

 

絶望感について

 

時折ふと、心の中に得体の知れない真っ暗な闇がチラリとよぎり、途方もない絶望感に襲われる。
その闇とは「虚無感の塊り」とでもいおうか。
近寄ると自分自身が丸ごと呑み込まれそうで、恐ろしくて仕方がないのだ。

ただこれは、ほんの一瞬のうちに断片的に感じるに過ぎず、普段の日常生活に支障が出ることはない。

 

自分の中の「親子関係」について

 

私はもう40代半ばのいい大人なのに、いまだに「親の顔色」を窺ってしまう癖がある。

例えば、新しいことを始める時や遠隔地に出かける時。

「親にどう思われるか」
「特に母親から色々と詮索され口出しされる事」

が反射的に頭をよぎり、親の目を極度に気にしてビクビクしてしまう。

かつて独り暮らしをしていた時期は、実家とは物理的な距離があったためかさほど気にならなかった。

しかし、32歳で東京から地元に戻り実家で両親と同居していた頃や、結婚出産後に実家の近くで暮らすようになった現在、これを実感する。

 

実際の親子関係についていえば、幼少期に両親が共働きで親に十分甘えられず、寂しい思いをしたという記憶がある。

この記憶は自分自身が辿ってきたものだが、同時に、後になって周りの家族や親類からいろいろなエピソードで繰り返し聞かされた。

なので、
「自分の幼少期は寂しかった」
「親に甘えたかったが、諸事情により我慢を強いられた健気な自分」
というストーリーが強化され、潜在意識に根付いているのかもしれない。

現在、育児をする中で我が子の言動に対して苛立ちや怒りを覚えるとき、実はそれを通して幼い頃の自分自身を見ているのではないかと感じる。

どうやら私にはまだ、幼い頃から続く親子関係を引きずっていて、そこから形成された思い込みに囚われているように思う。

心理学・メンタルの世界でよくいわれる、いわゆる「インナーチャイルド」「インナーペアレンツ」の問題だ。

 

 

ビリーフの正体

 

1回目の講座が終わった翌日、自分の中でずっとフタをしていた感情が湧き出てきて、涙が止まらなかった。

 

なぜ泣けてくるの?

自身に問いかけると、こんな返答が浮かび上がってきた。

「自分の領域と時間に割り込んでくる存在が許せない」
「だから私は、誰にも侵入されない自分だけの“牙城”を作らなければならない」

と。

そこで気づいたのが、

ーー自分とは、そのままだと「ないがしろにされる存在」だ。
だから、自らのテリトリーを侵害されないように守り続けなければならないーー

これが、自分のビリーフではないだろうか?
ということだ。

 

これまでの人生を振り返り、自らの行動パターンを思い返すと、思い当たる節がある。

私は思春期以降、とにかく「親元から離れたい」という一心で勉学に励んだ。
高校卒業後の進路は県外の大学進学を選び、18歳から独り暮らしを始めた。
それから30歳を過ぎるまで、独身生活をベースにその時々にやりたいと思ったことに無我夢中で邁進した。

「自分だけの牙城」を作る場所は、故郷を離れた国内にとどまらず、はるか海外にまで及んだ。

しかし結局は、やみくもに足掻くだけで現実と折り合えずモラトリアム期間が長引き、精神的経済的な自立を果たせず撤退した。
「撤退」というと聞こえはいいが、要は素の自分に直面するのが怖くて中途半端に投げ出したということである。

このとき、自分の行動の原動力となっていたのが「自分はないがしろにされる存在なのだ」という自己否定的なビリーフではなかったか。

もしこの仮定が妥当であれば、これまで自分のしてきたことが腑に落ちる。

しかし、このビリーフがあるという確信は果たして適切なのか?
もっと奥深くに別のビリーフが眠っているのではないだろうか?

「自分がこれからやりたい事」を実現させるのに、このビリーフの問題との絡みでどうやって解決の道を見出していくのか、未知である。

 

 

手探りではあるが、日々の自分のあり方ややり方をみつめてビリーフを探求しながら、まずは変えられるところから少しずつ手を付けていこうと思う。

 

 

※ 私自身の経緯について詳しくは、こちらのプロフィール記事をご覧ください。

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