我が一族に伝わる昔なつかし昭和の積み木

昭和の匂いたっぷりのひらがな積み木。
年上の従姉妹→私と妹→娘と姪っ子(今ここ)と、脈々と受け継がれている。


時代を感じさせる絵柄と語彙だ。
「れこうど」「そろばん」「ものれえる」とか。


しかし、目を見張るのは色塗りの大胆さ。
線画が堂々と塗りつぶされ、線から色がはみ出てる。正直言って雑だ:(;゙゚’ω゚’):

全積み木のうち、色塗りの激しさトップクラス4個。それは、
「めろん」「りす」「ほん」それから「やぎ」。

画像と共に披露しよう。

1. めろん

マスクの網目が完全に埋没。線画の上を色が乗ったり外れたりと気まぐれな塗り具合。


2. りす

全パーツほぼ無視。目が完全に埋もれて真っ白。再度上から線画を重ね描きしたい…

3. ほん

上から色が塗り込められて、表紙の文字が半分ちかく埋もれている。

4. やぎ

輪郭乱れまくり。ツノと片方の耳と髭が放置されている。


明らかに手塗りと思われる。
少々のはみ出しOKとなるような牧歌的な時代だったのか?(少々レベルを遥かに超えていると思われるが)作業工程がよほど甘かったのか??
謎である。

トップ4を並べたところ。なかなか壮観。


しかし、昔のおもちゃって、何ておおらかなんだろう。
手作業によるムラはあるけど、このアバウトさがむしろ味がある。
この積み木を手に取った時の肌触りと軽さ、素材は桐の木なのだろうか。
私たち一族は皆揃って幼い頃にこの積み木で遊んで成長している。
どの文字の積み木もひとつひとつが愛おしい。我が家のかけがえのない宝だ。

私の筆名「はにうら」を並べてみた。
裏返すとこんな感じ。「らんどせる」の色塗りがこれまた省略されてる!

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