西洋占星術の考え方がストレングスファインダーにそっくりな件

「月は欠損をあらわす」からのひらめき

今年の夏、YouTubeでマドモアゼル愛さんという占星術師が提唱する「月の理論」に出会った。月の理論とは、ひと言でいうと「占星術で示される月星座は、’欠損’を示している」という説だ。
従来の占星術界では「月」「月星座」とは「自分の内面的・本質的なものを示す」という解釈が主流だが、愛さんによる月の解釈は従来のそれを根底から覆すものだった。
衝撃を受けた私は、夢中になって愛さんの月に関する動画配信を芋づる式に辿った。聴けば聴くほどこれはすごい理論だ、現代人にとって福音となる大発見かもしれない、と確信に近いものを感じた。「月の理論」「月星座」については、またあらためて詳しく書こうと思う。

愛さんが8月末に「月についてのセミナー」をオンライン講座として開催され、私も後日動画データを購入、試聴した。その後、購入者限定に開かれたオンラインコミュニティ「銀河塾」に参加している。
そこでは、月や月星座、占星術一般に関する様々なトピックが挙げられ、当事者としてのエピソードで賑わっている。私もそこで他の参加者の方達と交流し、自分自身の月星座について考え、納得したり理解が深まったりと刺激に満ちた日々を送っている。
(ちなみに銀河塾は塾生の第一期生として今年の9月から11月末まで3ヶ月間の期間限定となっている。2020年10月29日現在で会員数1900名弱)

そして今回、直感的に発見したことがある。
それは、米国発祥の自己分析ツール「ストレングスファインダー 」の概念と、上記の月の欠損理論のベースになっている西洋占星術の概念に、驚くべき共通部分があるということだ。

ストレングスファインダー の主旨を大まかに説明すると、
「人には34種類の資質があり、そのどれもが優れた強みである。診断により34資質の順位がわかり、上位にある資質を使いこなすことで本来の強みを発揮して自分らしい生き方・働き方ができる。いっぽう、下位にある資質はそもそも欠落しているので、苦手なのはごく自然であり、無理に発揮しようとしても消耗するだけ。したがって他の上位〜中位資質を組み合わせて補完するか、もしくは自分の下位資質が上位で強みである他人の力を借りるのが良い」
といったものである。
(ストレングスファインダー についてはこちらの記事をどうぞ)

昔から自己分析で思索にふけることが大好物な私は、このたびの月の’欠損’理論について知り、ストレングスファインダー のことと併せて思い巡らせているうちに、以下3つの仮説が浮かんできた。

仮説(1)
ストレングスファインダー の’下位資質’という概念は、占星術でいうところの’月の欠損’にあたるのではないか。

仮説(2)

ストレングスファインダー で上位資質をうまく使えない(弱み使い、ともいう)と、かえって強みであるはずの上位資質に翻弄されてしんどい思いをしやすい。これもひょっとして占星術でいうところの月に関係するのではないか。

仮説(3)

各12星座がもつ特質は、ストレングスファインダー の34資質と重なっているのではないか。

今回の記事では、仮説(3) について掘り下げていきたい。

占星術の12星座は、切り口によってこんなに沢山の仕分け方がある


占星術では、12星座が様々な角度から分類されており、主に以下の4つからなる。
①4種類のエレメント(火・土・風・水)
②人の一生の発達段階でみた3種類のタイプ(個人・対人・社会)
③時間軸の状態からみた3分類(運動・定着・変遷)
④基本的性向からみた2分類(外向・内向)


これら4つの分類についてみていく。

①4種類のエレメント(火・土・風・水)


最も代表的な分類が、自然界にある4つの要素による分類だ。
エレメント(element)とは日本語に訳すと「要素」という意味である。
4種類のエレメントとは、「火・土・風・水」であり、順番に言い換えると「自我・物質・知性・情緒」でもある。各エレメントに属する星座は以下の通り。

エレメント名星座名
火(自我)牡羊・獅子・射手
土(物質)牡牛・乙女・山羊
風(知性)双子・天秤・水瓶
水(情緒)蟹 ・蠍 ・魚

②人の一生の発達段階でみた3種類のタイプ(個人・対人・社会)

●生まれた直後の個人的で原初的な段階=牡羊・牡牛・双子・蟹
●周囲の対人関係を築く段階=獅子・乙女・天秤・蠍
●集団、組織、世界など広く社会的関係をもつ段階=射手・山羊・水瓶・魚

③時間軸の状態からみた3分類(運動・定着・変遷)

●運動(活動)(開始)=牡羊・蟹・天秤・山羊
●定着(固定)(持続)=牡牛・獅子・蠍・水瓶
●変遷(柔軟)(終息/変化)=双子・乙女・射手・魚


④基本的性向からみた2分類(外向・内向)


外向とは自ら行動するタイプで、内向とは受け取る力が強いタイプだ。これは最初の牡羊座から順に外向→内向→外向→内向 と交互に続いていく。すなわち、
●外向グループ=牡羊・双子・獅子・天秤・射手・水瓶
●内向グループ=牡牛・蟹・乙女・蠍・山羊・魚
となる。

ストレングスファインダー の分類概念

これに対してストレングスファインダー の34資質もまた「4つの領域」に分類される。この4つとは「影響力」「実行力」「戦略的思考力」「人間関係構築力」だ。
ストレングスファインダー の4つの領域と各領域に属する資質は以下の通り。

領域名そこに属する資質
「影響力」系活発性・競争性・コミュニケーション・最上志向・自我・自己確信・社交性・指令性
「実行力」系アレンジ・回復志向・規律性・公平性・慎重さ・信念・責任感・達成欲・目標志向
「戦略的思考力」系学習欲・原点思考・収集心・戦略性・着想・内省・分析思考・未来志向
「人間関係構築力」系運命思考・共感性・個別化・親密性・成長促進・調和性・適応性・包含・ポジティブ

ここで、占星術の分類概念の ①「火・土・風・水」という4エレメントと、ストレングスファインダー の「4つの領域」という分類概念は相似しているのではないか?と直感した。
すなわち最初から順に、
「火」→「影響力」
「土」→「実行力」
「風」→「戦略的思考力」
「水」→「人間関係構築力」
といった感じに。

ストレングスファインダー の資質を使って星座をシンボル化してみた

これらのグルーピングを踏まえたうえで、ストレングスファインダー の34資質をそれぞれ、12星座を象徴するものとして振り分けてみた。

12星座(性質)
象徴するフレーズ
(4エレメントと資質領域)
 属する資質名
牡羊(外向的/運動)
I am / 我有り
(火の影響力)
 自我・活発性・社交性
牡牛(内向的/定着)
I have / 我所有す
(土の実行力)
 達成欲・慎重さ・公平性
双子(外向的/変遷)
I think / 我思考す
(風の戦略的思考力)
 収集心・着想
 (内向的/運動)
I feel / 我感じる
(水の人間関係構築力)
 共感性・成長促進・ポジティブ
獅子(外向的/定着)
I will / 我志す
(火の影響力)
 自己確信・指令性
乙女(内向的/変遷)
I analyze /
我分析す
(土の実行力)
 規律性・回復志向・アレンジ
天秤(外向的/運動)
I balance / 我測る
(風の戦略的思考力)
 学習欲・分析思考・戦略性
 (内向的/定着)
I desire / 我欲す
(水の人間関係構築力)
 個別化・親密性・運命思考
射手(外向的/変遷)
I understand /
我理解す
(火の影響力)
 最上志向・競争性・コミュニケーション
山羊(内向的/運動)
I use / 我使役す
(土の実行力)
 目標志向・信念・責任感
水瓶(外向的/定着)
I know / 我知る
(風の戦略的思考力)
 内省・原点思考・未来志向
 (内向的/変遷)
I believe / 我信ずる
(水の人間関係構築力)
 適応性・調和性・包含


自己分析は昔も今も目指すところは同じなのだろうか

ただ、こうしてきっちり4エレメントと4領域を分けてしまうとちょっと無理があるかな、という気もする。

例えば乙女座。「I analyze 我分析す」と象徴される土エレメントだけど、文字通り「分析思考」の資質がまさに当てはまりそうだ。しかし「分析思考」は風エレメントの「戦略的思考力」に分類されている。

それから水瓶座。外向的となっているけれど、資質のひとつに「内省」がある。「外向なのになぜ内省?」とニュアンスに矛盾がある。
…等々。

とにかく占星術もストレングスファインダー も、自分の中にある星や資質をどうやって使いこなすか、同じ資質でも使い方によっては強みになったり弱みになったりする、というところが同じだなと思った。

以上の考察は、完全に私の個人的な思いつきに過ぎず、私の大好物である「異なるものの類似性をみつけて関連付けて妄想する」ことが暴走してしまった。なので、客観的にみて整合性や妥当性は信憑性に乏しいかもしれない。
しかし、実際の思考や行動のパターンに基づいて診断するストレングスファインダーの結果が、生年月日で診断する占星術のそれと一致しているのは不思議で仕方ない。現代に出てきた自己分析ツールと、太古から脈々と受け継がれてきた占星術、本質とするところは同じなのではないか。
マドモアゼル愛さんの「月の’欠損’理論」を知ったことをきっかけに、あらためて占星術に俄然興味が湧いた。占星術・占星学って、単なる迷信として片付けることができない、人類が蓄積してきた偉大な知恵の宝庫じゃないだろうか?

学びたいことがまた一つ増えた。

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