ストレングスファインダー再受検の結果〜5年越しの変化が浮き彫りになっていた〜

先月、5年ぶりに受け直したストレングスファインダー。価格改定(値上げ)間近という話を聞きつけて、久しぶりということもあり値上げ前にテストコードを購入し受けてみた。ストレングスファインダーを受けるのは今回で3回目だ。初回は約10年前(初回に関してはデータ紛失し詳細の記憶が曖昧)。前回の2回目が約5年前(2017年頃。今の職場に移って間もない頃)。そしてこのたびの3回目(2022年9月現在)となる。

前回と今回の上位5位がこちら。

前回(5年前)
1.最上志向
2.共感性
3.未来志向
4.適応性
5.学習欲

今回(今年)
1.最上志向
2.共感性
3.内省
4.信念
5.成長促進

上位2位(最上志向&共感性)は変わらず、3〜5位が全て入れ替わっている。
ストレングスファインダーは、テストコードを入手して受検しデフォルトで分かるのが上位5位のみだが、これはほんの上澄みの一部に過ぎない。「残り29個の資質がどういう並びになっているか」を把握して初めて自分の強みの全体像が見えてくると実感している。なので、私はストレングスを受けたら必ず全34資質の結果を見るようにしている。

ここに、私の前回と今回の全34資質テスト結果をシェアする。

左側が前回5年前、右側が今回最新の結果だ。右上に但し書きがしてあるが、資質を4つの分野(影響力・実行力・戦略的思考力・人間関係構築力)に分けて色別にアンダーラインを引いている。

全資質を通して目ぼしい変化があったところをピックアップした。そして、自分の中の実感と照らし合わせて、上位、中位、下位の線引きをしてみた。この図に基づいて考察してみたい。

上位グループ「常に発動している資質たち」

【上位グループ】1〜13位「常に、無意識に発動している資質たち≒(スマホアプリに喩えると)常にオン状態の稼働頻度が高いアプリ」

成長促進 11位→5位(6位アップ)上の下から急浮上。
内省   7位→3位(4位アップ)堂々と躍り出た!ベスト5位殿堂入り。
信念   6位→4位(2位アップ)ついにベスト5ランクイン!!
運命思考 9位→6位(3位アップ)
未来志向   3位→12位(9位ダウン)
最上志向/共感性 上位2位を堅固に独占。安定不動の最上位コンビ。
収集心   10位キープ。

上位グループから分かること:

成長促進の急浮上は、この5年間の間で、育児をしてきたことも関連するのだろうか。あと、転職先の職場でより個々のクライアントさんと向き合い、その人の特徴や可能性を見出してそれを伸ばすような関わりをしてきたといえるかも知れない。
内省と信念がそれぞれ上位5位にランクイン。「自分の核とは何か?」にこだわり続けていたことを示している気がする。
運命思考の上昇は、元々の傾向に加えて、ここ数年で占星術を学んだ影響も考えられる。
未来志向の大幅ダウン。原点思考に僅差で追い抜かれた。「未来王子(※)」の凋落か。実感としては未来ビジョンが無くなったわけではない。この要因は一体なんなのだろう?
最上志向と共感性の重鎮感が半端ない。このコンビは最上位を押さえてどっしり構えている。おそらく一生を通じて変化の少ない部分かもしれない。

中位グループ「意識的に発動させることのできる資質たち」

【中位グループ】14〜27位「意識的に発動させると動いてくれる資質たち≒普段あまり使わないが必要な時に活用するアプリ」

活発性  25位→14位(11位アップ)中の下から中の上へ急浮上。
着想        23位→16位(7位アップ)同上(活発性に同じ)。
指令性     26位→21位(5位アップ)中の下から中の中へ浮上。
責任感  12位→17位(5位ダウン)上位から中位に。
慎重さ  19位→25位(6位ダウン)
親密性/アレンジ/達成欲(それぞれ5位ダウン)
分析思考 24位キープ

中位グループから分かること:

・中位資質とはいえ、活発性が11位も上昇したのが目を引く。これは今回、全34資質のうち最も劇的に変化した資質だ。テストを受けるまで予測しておらず意外で驚いた。よくよく考えれば、生まれて初めて育児を経験したり、ブログやSNS等ネット上の情報発信を始めたこと、自分の中核となる価値観を洗い出すといった「主に内面的な活発度が上がってきた」ことの表れといえるのかも知れない。この5年間、自分の中では自分自身のやりたいことを実益に結びつけるための具体的・実際的な行動に結びついていないことへの焦りがあったが、実はそうではなく、活発性自体が浮上してきたことで「行動できていない!」と焦りを感じていたのかもしれない。あるいは今回再テストを受ける時期に向かってじわじわ「活発度」が上昇していたのかもしれない。振り返ればそれなりにあれこれと活発に動いてきた気はする。

指令性が5位上昇。これも育児をしていることの影響で、いわゆる「肝っ玉母ちゃん」的な仕切り要素が浮上してきたのだろうか。

下位グループ「発動させようにも出来ない、無理して発動させようとすると苦痛でしかない資質たち」

【下位グループ】28〜34位「発動させようにもそもそもできない、やり方が分からな過ぎる≒そもそもアプリ自体がインストールされていない、仮にあったとしても非常に重くて動かすのが苦痛で仕方ない」

規律性   28位→34位
回復志向   30位キープ。

下位グループから分かること:

規律性が6位も下がって最下位にランクダウン(・_・;…。ここ数年来の感染症騒動もあり、秩序やルールありきの社会、そしてそれらに異議も唱えずただ盲従することへのアンチテーゼがより過激になったのか。そしてさらに「規律的なもの」が苦手になったのか…私という人間はよほど自由を好むのであろう。今の自分に最適化した生活習慣の「ルーティン化」は目指したいところなのだが、この最下位規律性に頼ることは不可能なので、他の資質をうまく活用していこうと思う。
・その他はほぼ変わらず。

全体を通しての考察・気づき

この5年間のプロセスは、転職し育児および本当に自分のやりたいことへフォーカスした時期だった。ひたすら自己分析、内観といった模索に費やしてきたといえる。本当に自分が大切にしている核・根底の価値観を炙り出す過程でもあり、それに伴い行動力やイニシアティブも向上してきた。

資質の順位が入れ替わったり変化したことについて感じたのが、あくまで資質の上下は相対的なものであり、その時々の自分の中での優先順位が入れ替わることにより生じるのではないかということだ。順位が下になったからといって必ずしもその資質自体が弱まったとは言い切れない気がする。そしてこのテスト結果は、本人がテストを受ける「その時点およびその時点までのプロセス」が如実に映し出されると実感している。

初回(約10年前)のログインIDが今後もし見つかったら、当時の全34資質の並びも追加料金を払って調べて、2回目、3回目と見比べながら分析してみたい。

(※)・・・「未来王子」とは、私が自分自身の上位資質を人格をもつキャラクター化しイラストにした中の、未来志向につけたキャラネーミングのこと。未来王子の詳細については追って記事にする予定です。

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