先週末、家族でなにげなくテレビを見ていたら『男子ごはん』という料理番組が流れていた。
2017年のベスト料理が特集され、その中でもステーキ料理に心惹かれた。
スキレットという鉄のフライパンの中で焼けていく肉厚3cmのビーフステーキもさながら、そこにからんでいるジューシーな「ステーキソース」に家族一同、目が釘付け。
料理番組って普段は、見るだけ見て美味しそうだなあと満足し傍観者的なスタンスで終わることが多いのだが、この時ばかりは何故か「作りたい!いやすぐ作るんだ!」と早速翌日の夕飯メニューになった。
材料の買い出しはお肉だけ、ソースについては全て自宅キッチンにあるもので間に合った。
作ってみると、これが簡単なわりに美味しくて家族にもなかなか好評。
よくスーパーの精肉コーナーに「ステーキソース」と銘打った瓶詰めの調味料が並んでいるが、このレベル並みかゆうにそれを超えている、とはにうらは断言する。
レシピは自分流にややアレンジを加えている。
材料(ステーキ3~4人前):
○ 玉ねぎ 小1個(約150g)
○ りんご 1/2 〜1/3個(約150g)
○ にんにく 1かけ
○ バター 10~20g
○ 料理酒(or赤ワイン)100㏄
○ 醤油 60㏄
○ みりん 30cc
作り方:
① 玉ねぎ、りんご(皮ごと)、にんにくを別々にすりおろす。
② 小鍋にバターを溶かし、すりおろしたにんにくを入れて弱火で加熱する。
香りが立ってきたら、すりおろした玉ねぎ、りんごの順に入れる。
③ 熱が通ったら、酒→みりん→醤油の順に入れて、弱火で煮る。
④ 時々味をみながら、アルコール分が飛ぶまで煮詰める。
ポイント:
●素材をすりおろすのにおろし金を使う場合は、「にんにく→たまねぎ→りんご」の順が、おろし金に匂いが残りにくい。
玉ねぎとりんごのみフードプロセッサーにかけるという手も。
●元レシピでは赤ワインだったが、自宅に無かったため料理酒で代用。十分いけた。
●全ての材料を合わせて加熱している時、なかなかお酒の匂いが飛ばず一体どうなるんだろうと気になったが、とろ火で根気よくひたすら煮詰めること15分。すっかり匂いが飛び、仕上がりもいい具合。
●同時に焼いたステーキ肉は、安売りの赤身で味はまずまずといったところだったが、このソースがあまりに美味すぎて4歳の娘も「もっとかけて~」とソース追加しお肉一人分をペロリと平らげた。
●ステーキの他にも、ローストビーフやハンバーグ等「牛肉の持つ旨み」を引き出すのにはうってつけ。焼肉にもいいかもしれない。
よく「料理はメインの素材で勝負」「素材自体が良ければシンプルな味付けで十分」といい、これはこれで一理あるとは思う。
しかしこのステーキソースを作ってみて実感したのは「メイン素材の出来具合が今ひとつでも、味付け次第で生まれ変わる」というのも真理だということ。
次回は赤ワインを使ってこのステーキソースを作り、安いステーキ肉でも美味しく焼き上げる方法を探って、再トライしようと思う。
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