40代最後、白髪を隠さず素のマーブルヘアーでいこうと決意

目下、完全マーブルヘアを目指して髪を伸ばしている。


グレイヘアではなく’マーブルヘア’と言ったのは、白髪のみならず黒髪も混じったいわゆる中途半端な色合いの髪を忠実に言い表していると思ったから。(マーブルヘアは古くから通称’ごま塩頭’ともいわれ、最近だと’ソルト&ペッパー’とちょっとおしゃれな感じに喩えられるそうだが、訳すと’塩コショー’だ。笑)

添付の写真は、今日の私の頭髪の頭頂部に近いところ「地毛100%」部分。カラーの類を完全にやめておよそ半年経ち、完全に地毛の部分の長さは15㎝ほど。

これまでの経緯

出産後、どんどん増える白髪におののいたのが3〜4年前。白髪が目立つと不潔で老けて見えるのが嫌な気持ちと、地毛の色合い(黒髪の中に白髪が混じっている)を大切にしたい気持ちに折り合いをつけるべく、白髪染め+ハイライトを体験した。ハイライトとは一言でいうとスジ状に不規則に入れるブリーチのことだ。しかし2週間もすると根元からチラチラと白髪混じりの地毛が覗き始め、染めた部分も徐々に褪色して赤茶色っぽくなってきた。まるで三毛猫状態。今までの経緯はこちらの記事で書いている。



…待てよ。そもそもこれって白髪染めとハイライト両方とも、地毛の色を打ち消してるよな??
とハタと気づいた。
さてどうしようかと悩み、別の美容院で今度はハイライト+カラー(白髪染めではない)にトライ。カラーしたばかりの時はハイライトや白髪の部分もかなり染まって全体的に暗めの色になるが、日が経つと徐々にカラーの色素が褪色し明るい色になり、白髪含めて地毛の色がそれなりに生かされた状態で、様々なニュアンスの色がミックスされて割とお気に入りだった。そしてこのカラーリングを約3ヶ月ごとに繰り返すサイクルが2年弱続く。

がしかし、去年の秋頃にふと心境の変化が訪れた。
「もう、ハイライトもカラーもやめてしまおう!」と。

素に立ち返る

ハイライトは、確かに周りの白髪や伸びてきた地毛の白髪と馴染みやすくていわゆる「白髪をボカしてくれる」効果があるが、ブリーチしたぶん髪は傷む。それから、ヘアカラー(白髪染めではないおしゃれ染め)も染めた当初からしばらくは褪色もふくめて綺麗な色でそれなりに楽しめるが、やはり髪を傷める作用があり、月日がたつと当初のグレーがかった青みが抜けて赤茶色っぽくなる。

ハイライトも白髪染めでないヘアカラーも所詮人工的なものだから、いくらおしゃれに染めても日にちが経てば施術した部分は傷むし、根元から地毛が出てくるとどうしても施術部分と地毛との色のギャップが出る(白髪染めにくらべるとかなりマイルドではあるが)。

根元から白髪混じりの地毛がのぞいてくるたび、それをやっつけるべくカラーやハイライトをしつづける事に、もう私はうんざりしたのだ。これじゃ原理は従来の白髪染めとなんら変わらないよな? 不毛なイタチごっこはもうこりごりだ(いや、毛はあるんだけど)、と。

この2年半、白髪を白髪としてそのまま認めて育てることに抵抗があったが、ここにきてようやくその抵抗がなくなった。ごま塩頭上等、塩コショー頭アッパレ。マーブルヘアーをめざすぞと。
半世紀近く生きてきた加齢も受け入れつつ(泣笑)、本来の素の地毛をできるだけ健康にキープしていきたい。

今、肩に付くくらいの長さだが、夏までにはバッサリとボブヘアーにカットする予定だ。そのころはおそらく半分以上マーブルな地毛になっているはず。

※けっして、白髪染めやカラーリング、ハイライト等を否定する訳ではありません。こと美意識に関しては、個々に「自分にはこれがいちばんしっくりくる!」というポイントがあると思うので、その選択肢が広がったらいいなと思っています。

〜マーブルヘアその後の経過はこちらの記事をどうぞ〜

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